2003-05-01から1ヶ月間の記事一覧
この凄い人込みの中で、 一度はぐれてしまったら、 きっともう出遭えない。 いつもそういう気持ちで 君と手を繋いでる。 君の手を握ってる。 君の手を掴んでる。
僕と君は、背中合わせの二人。 決して向かい合う事は出来ないけれど、 触れている背中から、全てを感じよう。 君の温もりを、 君の震えを、 君の望みを。−−−−いつか向き合おう、 せめて心だけでも。
「わからない」、 だから、いい。−−−−わからない物だらけの空間の中を、 まるで泳ぐように漂おう。
僕は、僕の為に生まれて来た。 だから、僕の為に生きる。
ここじゃない、 ここじゃないと、 どこに行っても思い続ける僕には、 きっと居場所なんかどこにもない。 だけど、きっと、 考え方を少し変えるだけで、 全てが僕の居場所になる。−−−−見付からない答えは、 自分の後頭部に貼り付いてる。
渋滞は困るけど、 少しだけ混んだバイパスの夜の運転は好き。 バックミラー越しに たくさんの星が僕について来る。
君を幸せにしたいけど、 まずは僕が幸せになってから。 そんな事思ってる僕は、 一生、君を幸せにはできない。−−−−君を幸せにすれば、 必ず僕は幸せになれるのに。
僕は君になって、 君の歌を歌いたい。
「貴方はあの人に似ているわ」 と君に言われて、 僕はとても悲しかった。 あの人に似ているならば嬉しい。 あの人は素晴らしい人だから。 だけど、 君の思うあの人はただの恐い人。−−−−あの人には似たい。 君の思うあの人には似たくない。
砂山があって、 岩山があって、 氷山があるように、 山の種類は一つじゃない。 だから、 今、目の前にあるのは、 何の山か、と僕は考える。 きっとこれは 登る為の山ではなく、 崩す為の山でもなく、 ただ、静かに遠くから眺める為の山。
「泣いたら負けだ」と言った君。 君は何に勝ちたかったの。−−−−僕は何とも戦わない。 闘う事はあるけれど。 だから僕は涙を流す。
飛び続けるという事は、 翼を失って落下する可能性を 持ち続ける事。
今日は今日の僕を、 明日は明日の僕を、 明後日は明後日の僕を生きる。 繋がった毎日を過ごして線を作ろう、 などと、そんな無理をしない。 成長に何の意味がある?−−−−離れながらも一直線に続く点は、 遠くからは線にしか見えない。
疲れ切って僕が言った、 「頭の回線が5つくらい切れてる気がする」。 そうしたら君は笑って言った、 「5つ以上もあったのね」。 ああ、そうだな。 こんな僕に5つ以上も回線があっただなんて多過ぎる。 複雑に生きても、いい事なんて別にないのに。 じゃあも…
(+3)−(−7) =(+3)+(+7) マイナスが2つあればプラスに変わる。−−−−レバニラもビールも好きじゃない。 だけど、レバニラにはビール。 理由なんて解らない。 今日のご飯も美味しかった。 それでいいんだ。
「真っ直ぐに歩け」と君は言うが、 僕にはなかなか出来そうもない。 だけどせめて、君の邪魔にはならないように。 他の何にぶつかっても、 他の誰にぶつかってでも、 君にだけはぶつからないように僕は歩く。−−−−君を避けて僕は進む。
君の声は小さいけれど、 それで充分。 声が小さくたって、 拡声器があるし、 それに、 言葉は決して声じゃない。−−−−声が無くとも、僕は君を呼ぶ。
「海は青いの?」 と君が問うから、 「多分」 と小さく僕は答えた。 海の色は決まっていない。 見る人の心で決まる。 今僕の目に映る海は、 燃えたぎる真っ赤な炎。
愛してると言われれば嬉しいよ、 1番じゃなくたって。 2番でも3番でも10番でも、 愛してると言われれば嬉しい。 大切に想われるのは嬉しい。 だから、謝らなくていいんだよ。 傷付くどころか、僕は嬉しい。−−−−100番だとちょっと切ないけれど。 それでもきっ…
完全は一種類しかない。 全てが揃ったら皆同じになる。 不完全は何種類もある。 数学の知識が足りなかったり、 優しさが足りなかったり、 一人ではうまく立てなかったり。 僕は唯一の僕で在りたいから、 不完全でいいよ。−−−−不完全の侭がいいよ。
強い君は弱いフリを、 弱い僕は強いフリを。 そうすれば僕らはうまく釣り合う。−−−−ただ、二人とも痛いだけで。
「無理しないでね」なんて、 言われても困る。 これは、無理せずに叶うような夢じゃない。 無理せずに叶う物は夢じゃない。 夢だとしても、僕は要らない。 夢の為なら僕は無理を厭わない。−−−−何があっても、君の手を放さない。 そして、君を離さない。
今地球に光が届いている星は、 本当はもう燃え尽きているのかもしれない。 今輝き始めたばかりの星の光は、 まだ、此処には届かない。 だから僕は、 宙の漆黒の暗闇を見詰める。 あの奥に、 新しい光が潜んでいる。−−−−そして君は、あの中に居る。 僕が一番…
強くなりたい訳じゃない。 弱く在りたくないだけで。−−−−壊したい訳じゃない。 守れないだけで。
丸くて滑り落ちてしまいそうなこの地球に ちゃんとしがみ付いて生きてるかい?
昔よりも素直になったね、 と君は言った。 だけど、 昔ほど考えている事が読めなくなった、 とも言った。 自分でもそう思う。 昔はひねくれていたけれど、 分かって欲しいと全身で叫んでた。 今は素直だけれど、 誰にも分かる筈が無いと思ってる。
湧き水が欲しい、 湧き水が欲しい、 どうしても、どうしても。 湧き水を持ちたくても、 湧き水は持てない。 湧き水は買う物でも見付け出す物でもなく、 与えられる物。 湧き水を与えられる人は、 みんなに水を分けてあげたい人。 湧き水が欲しい、 湧き水が…
いつも目の前には、1枚の解答用紙。 問題用紙は無く、私はいつも答えだけを探している。 ようやく書いて提出した解答用紙は、 いつのまにかまた白紙へと戻り、 私の目の前に差し出されている。 今日もまた、私は答えを書き込む。 この問題の正解は、きっと何…
失う度に君は笑った。 また一つ、新しい何かを得る為に これを失ったのだ、と言って。−−−−僕を失っても、 きっと君はそう言って笑う。
飛べないのは、翼が重た過ぎるから。 この翼さえなければ飛べる。