2004-01-01から1年間の記事一覧
「地球の生き物は全て、 地球に縛られているんだよ。 重力に縛られているんだよ。 例え、鳥がどんなに高く飛んでも、 逃れる事は出来ないんだよ。 飛びながら死んだなら、 地面に叩き付けられて死ぬんだよ。 …なあ、君は本当に飛びたいか?」 「ああ、飛びた…
「貴方はメールでは優しい」 と私が言ったら、 「ばれたか。 メールを打っているのは、 僕じゃないんだよ」 と貴方は笑った。 ああ、もう二度と、 メールでさえ優しくしてはくれないのだろうと、 私は小さく後悔をした。
ありたい未来を描けるならば、 それは叶う、と信じてる。 だけど、僕には描けない。 筆がない、 絵具もない、 キャンバスもない。 ないのは自信なんだろう?と君は笑う。 そうだな、と僕も笑う。
私が「いきたい」と言ったなら、 貴方はどう漢字変換するのかしら。 「行きたい」? 「生きたい」? 「逝きたい」? 貴方をいかしてあげるから、 どうか私をいかしてよ。 貴方をいかせてあげるから、 どうか私をいかせてよ。
必然は与えられる物。 偶然は自分で作る物。−−−−どちらも、この手で掴む物。
『カメレオン』僕はカメレオン。 体の色がくるくる変わる。 青空の中では青色に、 夕陽が射せば赤色に、 森の中では深い緑色に。 一体、僕は何色なんだ? 本当の僕は何色なんだ? 自分で自分がわからない。 「ねぇ、蜘蛛くん、僕は何色だい?」 「今は日陰に…
やってみよう。 無理だと決めつけてしまわずに、 やってみようよ。 僕と君、 違う未来を一緒に生きてみよう。
君の強さに恋してる。 君の弱さを愛してる。
的の真ん中めがけて射たのに、 かすりもしない、大ハズレ。 何度やっても同じだから、 「的の位置をずらせば?」 って笑った君こそ射抜きたい。 だけど、やっぱり、 かすりもしない、大ハズレ。
山や谷のない平坦な道だって、 歩き続けて行くのは苦しい。 何も成せない人生だけど、 ただ生きている、それだけで、 僕は君に褒められたい。−−−−僕は君を褒めてあげたい。
始まりに気付くのは、 いつだって、終わる時。
この世の中で、 繋いではいけない手が一つだけある。 それは、君の手。−−−−しかも、左手。
携帯の電源を切ると、 僕はようやく落ち着ける。 君から電話が来ないのは、 僕が電源を切っているせい。 君からメールが来ないのは、 僕が電源を切っているせい。 もしくは、 君の携帯が壊れてるせい。−−−−弱虫なんだか、前向きなんだか。
『押花』私が一番綺麗な時に、 私を殺めてしまって欲しい。
「死にたい」と僕が言ったら、 君が笑って言った。 「生きてるヤツしか死ねないんだよ?」 じゃあ、僕は死ねないな。 刺されても撃たれても、死なないな。−−−−いつかちゃんと死ぬ為に、 今はちゃんと生きてみよう。
今持っている物を 全て手放してみよう。 本当に必要な物なら、 もう一度巡り会えると信じて 手放してみよう。 君の手も放そう。 もう一度繋げると信じてる。−−−−貴方が放しても、 私は放さない。 貴方が離れても、 私は離れない。 私は運命なんて信じない。
才能が 目に見える物だとしたなら、 僕は生きていられない。 目に見えない物で良かった。 無け無しの想像力で思い描こう。 溢れんばかりにある、 この僕の才能を。
卵を生む事と、 卵を温める事と、 雛を育てる事は 全然違う。−−−−同じだよ、全部。
君の歌は歌じゃない。 君は歌を唄えない。 君は歌を叫んでる。 伝えたいのはメロディーじゃない。 伝えたいのは言葉でもない。 届けたいのは、振動だ。
青い空、白い雲、 僕は君を諦める。
光は音を掻き消して、 音は言葉を押し流す。 瞳を潰せば、 鼓膜を破れば、 言葉は僕に積るだろうか?
花の蕾を買って来て、 ドライフラワーを君は作った。 眺めながら君は呟く、 「この花は、もう咲けないのね。 可哀相に…私みたい」 君が咲けなくしたんだよ?−−−−咲けないならば可哀相。 咲かない君はずるいだけ。
この舞台、 僕が踊るには狭過ぎる。−−−−この世界、 僕が生きるには狭過ぎる。
傷付くくらいなら、 傷付けて生きよう、と 決めた僕を許して欲しい。
今日が無理でも、 明日も無理でも、 私はちっとも構わない。 遠い未来で待ってます。 遠い未来で会いましょう。
アメリカでテロが起きても、 何処かで戦争が起きていても、 自分の生活には何の変化も無くて、 遠い所の事だから仕方が無いと あまり気にはしなかった。 だけど、 新潟で水害が起きて、 自分の行動範囲から 車で数十分の所で起きた事なのに、 自分の生活には…
もし望まれるなら、 僕を切り売りします。 小指でも、 内臓でも、 くだらないこの思想でも、 もし望まれるなら。 だけど、 誰一人求めないだろうから、 何一つ欠けない僕が きっとここに残る。
広いこの世の中で、 居ない筈の君を探すのは もう止める。 これから先に探すのは 君に似た誰か。
ハッピーエンドを目指すのはやめよう。 終わりなんて僕らには必要ない。
鳥は空を飛ぶから、 地面がぬかるんでいても、 ちゃんと飛べる。 だけど僕は鳥じゃないから、 まずはこの不安定な地面を 固める事から始めよう。 その後で走ろう。 僕は鳥じゃないんだから。−−−−僕は鳥じゃないんだから。