2000-07-01から1ヶ月間の記事一覧

0016

『可能性』 結果でもなければ課程でさえない 出発点の前の段階 −−−− 種なのか石なのか判らない時 蒔かなければ それは種であるかもしれない という可能性を持ち続ける 蒔けば花が咲くかもしれないが 石であった場合 それは花が咲くかもしれない という可能性…

0015

ある村に少年が住んでいた その少年の母親は病気だった 少年は母親の病気を治す方法を探し始める そしてある種の存在を知る その種を蒔き咲いた花を煎じて飲むと 病気が治るというものだった ただその種を見たことのある者は今はもう居ない それでも少年は種…

0014

『↑ 勇気』 鞄には詰め込めない −−−− どんなに大きな鞄にも どんなに高級な鞄にも 詰め込むことはできない勇気 その勇気をこの僕の ちっぽけな心に詰めて持ち歩こう

0013

『しまう』 捨てることとは別物 −−−− ほとんどの思い出は普段の生活には必要がない 思い出の中だけで生きて行くことはできないし たとえ自分自身が思い出に浸りたくても 生活がそれを遮断する だからと言って捨ててしまうのは忍びなくて しまおうとするのだ…

0012

「家はどこ?」 「……」 「どこに住んでるの?」 「……現実だよ」 −−−− いつも夢みたいなことばかりを口にして きっと人には呆れられているのだと思う だけど現実の中で夢を見ている訳じゃない 僕は夢へと繋がる現実を歩いてる

0011

『ゴール』 近道しても遠回りしても 辿り着くのは 自分が一番行きたい所 −−−− 遠回りしているように感じることが多い もっと近道できた筈だと 「でも遠回りしないと見えないこともあったでしょう?」 そう聞かれれば「そうだ」と言える だけどそんなのは自分…

0010

『奇蹟』 生きていることを奇蹟とは思わない だけど生きていれば奇蹟だって起こせる −−−− 死んでしまったら終わりだとよく耳にするけれど 本当にそうだと思う 死ぬことで救われる思いもあると思うし 苦しみ続ける為に生きろとも言えないけれど これだけは確…

0009

『魔法』 君は可愛い魔法使いだ 君の手は魔法の手 君と手を繋ぐと僕は強くなれる 君の目は魔法の目 君に見つめられると僕は素直な気持ちになれる 君の足は魔法の足 君の足音が近付いて来ると僕は嬉しくなる 君の声は魔法の声 君の声は僕の励みになる 君は可…

0008

『パズル』 探してるピースが見付からないから 僕はこの手で創り出す −−−− 探しても探しても見付からないものがある それをずっと探し求めるのは 大変なことでもあり必要なことでもある筈だ 続けることはそれ自体で意味を為す だけどずっとこのままでいいの…

0007

『光』 光の中で生きて来たのに 闇を知るまで 光に気付かなかった −−−− 光がなくなってから光の大切さを知るなんて 淋し過ぎる だからいつも感じていたい 光の中に立っていること 光があるから歩けるということ 光がなくては進めない 前にはもちろんのこと …

0006

『雨』 僕への喝采 −−−− 雨を昔はあまり好きではなかった 外で遊べないし服は濡れるし だけど「雨の日は拍手されているようだ」 という内容の文章を目にして素敵だと思った その時からずっと雨の日が好きだ

0005

『理由』 僕が強くなったのは君の為じゃない 君を守りたいと願う僕の為 −−−− 結局のところ全て自分の為で 君の為にしているつもりでも 君の為にそうしたい自分の為だから 僕の言動全て自分の欲求に従っている 自分の心にだけは逆らえない

0004

『虹』 雨でも上を向いていると見える −−−− 雨だからって下を向いていては虹は見えないし 傘で自分の視界を狭めていては虹に気付けない 時には雨に立ち向かって雨を受け入れて そうすれば虹に気付くことができる

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『真昼の星』 見えなくても ちゃんと在る −−−− 僕は 物を書いて食べて行けたらと ずっと前から思ってた 今でも思い続けてる こんな僕の夢は誰の目にも映らない ちっぽけなものなのだろう それでもちゃんと存在してる 青空には見付けることのできない 真昼の…

0002

『空』 空は空っぽだからこそ 多くのものを包み込める −−−− 空は地球を包んでる 宙は全てを包み込んでる 何でそんなことができるのかって言ったら それは空っぽだからなんだ 雲も雨も雪も虹も光も陰も 全てを包み込めるような心を 僕でも持てるだろうか 心か…

0001

『朝』 いつも始まりを感じている どこかの誰かにとっては夕陽である この朝陽を眺めながら −−−− 朝陽とまでは行かないけれど 僕は何かを書くことで 力をあげられるようになりたい どこかの 誰かに