0013

『しまう』


捨てることとは別物


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ほとんどの思い出は普段の生活には必要がない
思い出の中だけで生きて行くことはできないし
たとえ自分自身が思い出に浸りたくても
生活がそれを遮断する


だからと言って捨ててしまうのは忍びなくて
しまおうとするのだが
あまりにも量が多くて入り切らない


でも物は捨てても代わりに心にしまっているから