君と話しながら
君の話を聞きながら
僕は君と手を放すべきかどうか
そればかりを考えている
放した方が君は幸せだろうか
放した方が僕は幸せだろうか
きっと君はどちらでも同じ
僕が居ても居なくても
君の幸せは揺るがない
そして僕の幸せも
手を放しても放さなくても
僕らはそれぞれに
それなりにちゃんと幸せだ
それは確実なことなのに
放せないのはどうしてなんだ
それは確実なことなのに
わかってる
あの時のあの君に僕は固執する
君の中にわずかにでもまだ
あの君が居るのではないのかと
わかってる
君の中にあの時の君は居ない
だから手を放してもいい
僕は今の君は要らない