156 影決して

『影』

決して、僕を見放さない。

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世界中の人が、僕を見放したとしても、
僕の影だけは、僕を見放さない。


結局の所、自分には、
自分以外何も無いのだ、と、
そう確認されている様。


しかも、
太陽が隠れた時には、
此の影さえも、僕から離れて行くんだ。