2000-09-25 0068 『サイコロ』 誰かから見ると、僕は一。 誰かから見ると、僕は二。 誰かから見ると、僕は三。 誰かから見ると、僕は四。 誰かから見ると、僕は五。 誰かから見ると、僕は六。 僕を割ると、中は真っ白。 一でも二でも三でも四でも五でも六でも、ない。 だけど、やっぱり僕は、 一で二で三で四で五で六なんだ。 −−−− 本当の僕なんて、何処にも居ないから、 在りのままの僕を認めてあげる。