0066

朝、目を覚ますと、頬に涙の跡が在った。
夢を見ていたのだろう。


実際の出来事を夢に見たのか。
僕の創り出した妄想だったのか。


其れは、分からないけれど、
分かった事も在る。


悲しい出来事が、現実だろうと、妄想だろうと、
流れる涙は、本物だ。


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原因が分かっても分からなくても、
結果は決して変わらない。