2003-01-01から1年間の記事一覧

836 ずっと思

ずっと思っていた。 君が初恋の人に似ていると。 だけど、今は思う。 初恋の人が君に似ていたのだと。

835 定まった

定まったゴールを目指して突き進む君を横目に、 僕はゴールを探しながら走る。 僕のゴールはどこだ、どこだ。 ゴールの場所が分からないからと言って、 遠ざかる事を怖れて留まったりはしたくない。−−−−留まる事で生じてしまうだろう、 遠ざからないけれど近…

834 五年後私

「五年後、 私は、今の私でいるつもりはないから、 今の私を見ている貴方とは付き合えない」 「僕はいつも、五年後の君を見てる」 「……」 「君も、五年後の僕を見ているんだろう?」 「私には今の貴方しか見えない。 五年後の私は今の貴方を愛さない」 「五…

833 貴方が私

貴方が 私の事を忘れたと言うのなら、 思い出す必要はないよ。 貴方が私を思い出すよりも早く、 私が貴方を忘れてあげる−−−−つもり。

832 貴方を掴

貴方を掴まえる為の手。 貴方に抱かれる為の肩。 貴方とキスする為の唇。 貴方に触れられる為の身体。 だけど、心だけは渡さない、 心にだけは触れさせない。−−−−そんな約束しなくとも、 きっと貴方には触れまい。

831 同じ道を

同じ道を繰り返し走ると、 注意深くなる必要がなくなってくる。 だから、おのずとスピードが上がる。 スピードが上がり続けたら注意。 スピードを上げられる程に慣れた道しか 通っていない自分に。−−−−たまには冒険しよう。 スピードを上げるのは、冒険なん…

830 自分がい

自分がいつも 「こっち側」に居ると思ったら、 大間違い。 こっち側には君、 あっち側には僕が居る。

829 煙草に火

煙草に火が点いたら マッチの火は消す。 煙草は吸い終わったら 灰皿でもみ消す。 料理を作り終えたら コンロの火は切る。 いつも火を点ける時には 消すことを前提に点ける。 一つくらい、 燃え尽きるまで 燃やし尽くすまで消さない火を持たないか? この家や…

828 バターと

バターとマーガリンは何が違うんだっけ。 バターもマーガリンもヨーグルトも生クリームも、 違うようで同じような物なのではないかといつも思う。 多分そうなのだろう。 繋がっているのだろう。 だから、 君と僕の肌の色は違うけど、 同じような物なのではな…

827 君を罵倒

君を罵倒して、 傷付けたかった訳じゃない。 君を罵倒して、 嫌われたかっただけだ、 傷付きたかっただけだよ。

826 表面は冷

表面は冷めている地球の中心が 熱いマグマで煮えたぎっているように、 いつもクールで居る君の 心の中の熱さを知ってる。−−−−君を恒星とは思わないけれど、 これは、褒め言葉だよ。

825  太陽がす

太陽がすでにあっても、 それでも太陽になりたいと願うなら、 二つ目の太陽になればいい。 太陽が二つあって何が悪い? 二つあっても、三つあっても、 僕は君にだけ照らされる。

824 声にはな

声にはならない声で 君が語り掛けるから、 僕もそれに応えよう、 声にはならない声で。−−−−言葉にはならない言葉で話そう。

823 泣かなく

泣かなくても、 笑わなくても、 怒らなくても、 だた、こうしているだけで、 神様は僕の声を聞いてくれてる。 聞いてくれてる。 願いを叶えてくれなくても、 ちゃんと聞いてくれているから、 僕はそれだけで大丈夫。

822 今は卵を

今は卵を温める時。 だから、新しい卵を生まなくていい。 卵を生むべき時と、 温めるべき時がある。 今は卵を温めよう。 新しい卵を生まなくても、 今ある卵を温め続けた時に 本当の意味で何かが生まれる。

821 永遠には

「永遠」には終わりはない。 そして勿論、始まりもない。

820 天使は翼

天使は翼を持っていても、 歩く時があるのだから、 君は翼を持っていなくても、 飛ぶ時があるだろう。

819 彼女はお

彼女は、 お酒の力で救われる自分を 弱い人間だと言った。 そして、 彼女は酒を飲まなくなった。 お酒の力で救われる 弱い人だった。 お酒の力に逃げない 強い人だった。 だけど、 自分の弱さを認められない 弱い人だった。−−−−強くありたいと思うがゆえの弱…

818 君の上に

君の上に降り注ぐのは、 決して目には見えない光。 見えないけれど僕には分かる。 君の周りは温かい。

817 好きと言

「好き」と言われても、 僕は信じない。 僕はその言葉を信じていない。 好きじゃない人や物にも、 自分はいつも使う言葉だから。−−−−それでも、 君の事は本当に好きだ。

816 強くあれ

「強くあれ」と いつも自分に言い聞かせてる。 そして、いつも強くある。 強さが何かは知らないけれど。

815 僕が知っ

僕が知っている君は、僕の前の君。 友達の前の君を、 家族の前の君を、 独りで居る時の君を、僕は知らない。 僕が知らない君の事を、 色々と教えては貰っても、 僕は決して出会えない。 僕と居ない時の君を、 抱き締めることはできないから、 僕の前に居る君…

814 空が青く

空が青くなくても、 僕は空を仰ぐ。 月がなくても、 星がなくても、 僕は空を仰ぐ。 空がなくなっても、 きっと僕は空を仰ぐ。 そして、君が居なくとも、 僕は君に会いに行く。

813 幼稚園生

幼稚園生の時は幼稚園生なりの夢、 小学生の時は小学生なりの夢、 中学生の時は中学生なりの夢、 高校生の時は高校生なりの夢…。 年に応じて夢が変わって行く事は 決して成長じゃない。 その時その時の環境の中でしか 夢を持てていないだけだから。 必要なの…

812 広い外の

広い外の世界にいる君は、 数え切れないほど多くの物を見ているのだろう。 だけど僕は、 君には見えない物を見ている。 この狭い部屋の窓からしか、 見えない景色がある。

811 僕のアン

僕のアンテナは鈍いけど、 この鈍いアンテナでさえ 反応してしまうほどの何かを待ってる。−−−−アンテナを取り換えれば? アンテナの向きを変えれば?

810 君と僕の

君と僕の間に 「線が出来た」 と、君は言ったけど、 それは、 繋ぐ為の線なのか、 隔てる為の線なのか。−−−−隔てる為の線だけでなく、 繋ぐ為の線さえも断ち切って、 手を繋ごう。 君に手がないのなら、 僕が君を抱き締める。

809 重力があ

重力があるから飛べないんじゃない。 重力に逆らって飛ぶ訳じゃない。 重力が無かったなら、 きっとバランスが取れなくて飛べない。 重力なしに飛ぶことは出来ない。−−−−君という引力に解き放たれて、 やっと飛べると思ったけれど、 僕は君なしには飛べない…

808 君のその

君のその夢は、 タイムリミットのない夢。 だから、時間など気にせずに、 小さな部屋でお茶を飲んで、 僕と語ろう。

807 自信は持

自信は持ち過ぎても駄目だけど、 少な過ぎても駄目なんだ。