2010-01-01から1年間の記事一覧
本心なんてどうでもいい 君の言動を信じるだけ
もう諦めなよ と君が言う そうだね と僕の口が言う だけど 心は言わない 心は言えない
貴方といるだけで 私は嬉しい 貴方がいるだけで 私は嬉しい 貴方がいると思うだけで 私は嬉しい 貴方といるだけで 私は苦しい 貴方がいるだけで 私は苦しい 貴方がいると思うだけで 私は苦しい
手を伸ばしたらそれだけで 周りの空気は動く 届いても届かなくても 掴めても掴めなくても 周りの空気は動く 静かに風が吹く
0と1は遠い 1と2より遠い 1と5より遠い ものさしを眺めながら 僕の気持ちにしっくりくる 目盛りの間隔を考え中
貴方が泣くなら 私が笑うから 私が泣いたら 貴方が笑ってよ ふたりが一緒に 落ちることのないように ふたりが一緒に 飲み込まれることのないように 泣くなら笑うから 泣いたら笑ってよ
貴方が気が付かないように そっと手を握るから 嫌だったら貴方は手を放していいよ 反射的に振り払われたら 私は勝手に傷付いてしまうから 3秒間我慢して考える振りをして それからそっと手を放して その3秒間を私は刻み付ける 全神経を傾けて
誰かに肯定されたい ではなく 誰かを肯定したい と思い始めた僕は 大人になったのかな 誰かを好きになりたい 誰かのことを愛したい
いつも雑音をかき消す為に 大音量で音楽を聴いている 小さな君の声が聞こえない
神様なんて信じていないのに 「神様はいない」と言うのは 罰が当たりそうで怖いなんて やっぱり僕は神様を信じてる
自分から貴方の刃に突っ込んで 傷付いたなんて言うのはずるい 貴方の刃に突っ込んで笑いたい 流れる血の温かさに安堵したい 貴方はただ柄を強く握り締める それだけをしてくれればいいよ
貴方にメールを送る時 私は宇宙の果てに送るつもりで送ってる返事は来ないどころか読んではもらえないどころか宇宙に果てはないからいつまで経っても届かない そんな気持ちで送ってる何年も前に送ったメールが まだ宇宙空間をまっすぐに突き進んでいる そん…
自分が誰かに言われたい言葉を 自分も誰かに言えばいいのに 自分が誰かにして欲しいことを 自分も誰かにしてあげればいいのに 自分は誰かじゃないから 誰かは自分じゃないから 私は言わないししてあげない だから 私は言われないししてもらえない
わかってる こんなのは文章じゃない ただ書かれているだけの 力の宿っていない 文字の羅列 この言葉の隣に この言葉がある必然性がない あなたの隣に この私がいる必然性がないように
傷付けて手放す 以外の方法を知らない 違う 傷付けて手放される 以外の方法を知らない
君の吐いた息を僕が吸う 僕の吐いた息を君が吸う 君の吐いた息を僕が吸う 僕の吐いた息を君が吸う その繰り返しに まるで2人で ひとつの生き物みたいだと思う 実際は君と僕だけではなくて この世の中の全ての生き物が そんな呼吸を繰り返しているのだから ま…
理由がないのではなくて 理由を述べる術がないだけ
必要な言葉だけを必要な時にだけ
雨を好きになれば 雨の日も晴れの日になるよ 君はそう言ったけど 僕は晴れより雨が好き だったら 晴れを好きになれば 晴れの日も雨の日になる 雨の日も晴れの日も 幸せでいよう 外の見えない部屋の中でも
わかってる 貴方を好きでもないくせに 貴方を救おうなどと思うから うまく行かない
貴方を怒らせる私なんて いなくなればいい 貴方を悲しませる私なんて いなくなればいい 貴方を苦しませる私なんて いなくなればいい 貴方を怒らせる私を 貴方を悲しませる私を 貴方を苦しませる私を 貴方をいらだたせる私を この私からそぎ落としたら 細い棒…
ごめんなさい と誰かに対して思う時 ごめんなさい と貴方に対しても思ってる こんな風に 誰かに謝らなくてはいけないことを してしまってごめんなさい 貴方を悲しませるようなことを してしまってごめんなさい 薬を飲み過ぎて 弱い薬では効かなくなるように …
暗いものが好きだった 今も 暗いものに惹かれる 暗いものが好きな自分は ダメだと思った 暗いものが好きだなんて 人に知られてはいけないと思った だけど やっぱり暗いものが好きだ ただやっと最近わかったけれど 暗いものの暗いところが好きなのではなく 暗…
うたいたいのに うたいたいうたがない つたえたいのに つたえたいことがない あいしたいのに あいしたいひとがいない
僕は言う 近付こう 傷付ける覚悟と 傷付く覚悟で 君は言う 近付こう 鎧を脱いで 剣を投げ捨てて 僕は固まる
もし欲しいものがあるならあげるよ そう言われて私はやっと気が付いた そんなに簡単にもらえるものの中に 欲しいものなんて何一つないのだと 欲しいものは自分でつかむしかない
額縁によって 絵が映えたり 映えなかったりするように 僕が映える環境があるのなら それはどこだろう 絵は額縁を選べない だけど僕は選ぶ
君といる時の僕と あいつといる時の僕と あの人といる時の僕と 親といる時の僕と 会社にいる時の僕は 全部少しずつとても違うから 色んな人が一斉に僕の前に現れたら 僕は一体どうすればいいんだろう 考え始めると 新聞紙がくしゅくしゅと 丸められたみたい…
これは 今まで傷付けてきた分の 当然の痛みだと 受け止めよう これは これから傷付けるだろう分の 当然の痛みなのだと 受け止めよう
この雨がやむまで一緒にいよう と貴方が言うから 雨がやまないように と私は祈った 雨がやまないように と祈るのではなく 雨がやんでも一緒にいられるように と祈ればよかった と今さら思う